C / CS / M12(Sマウント)レンズマウントの違いと変換ガイド

C・CS・M12(Sマウント)は産業・防犯で最も一般的な3種のマウントです。ねじ規格は近いもののフランジバックが異なり、混用するとピントが合いません。本ガイドでは違い・変換・注意点を整理します。

1. 3つのマウント比較

マウントねじフランジバック主な用途
Cマウント1″-32 UN17.526mm産業用カメラ・マシンビジョン
CSマウント1″-32 UN12.5mm防犯・一部の産業用カメラ
M12(Sマウント)M12×0.5約12.5mm(構造による)小型/組込カメラ・ボードカメラ

2. CレンズをCSカメラで使う場合

CとCSは同じねじですが、Cのフランジバックが長い(17.526mm 対 12.5mm)。CレンズをCSカメラに装着するには約5mmのC/CSスペーサーが必要で、なければ無限遠で合焦しません。逆にCSレンズをCカメラに装着すると通常は無限遠に合いません。

3. M12とC / CSの変換

M12はM12×0.5のねじでC/CSと異なるため、M12→C/CS変換リングが必要です。変換後のフランジバックとバックフォーカスが合焦範囲内か確認してください。

4. バックフォーカス調整

装着後に像が甘い、または合焦しない場合は、カメラのバックフォーカス調整環で微調整します。固定式カメラはレンズとスペーサーの加工精度に依存します。

5. よくある質問

CとCSレンズは互換できますか?

そのままは不可。CレンズをCSカメラに使うには5mmスペーサーが必要で、CSレンズをCカメラに使うと通常は無限遠に合いません。

M12レンズをCマウントカメラに使えますか?

M12→C変換リングを介せば可能ですが、合焦範囲とイメージサークルが条件を満たす必要があります。

関連選定:Kowaレンズ、Computarレンズ、精工レンズ、またはオンライン選定ツールをご利用ください。